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伝説の海外TV 『トゥルー・コーリング』 TRU CALLING ~Help me~
最近、かつてほど海外TVを観れていない。なかなか手が回らないのが現実。
たまにDisney+でMCU関係のドラマを観るぐらい・・・か。
時間的制限がある中で何を選んで観るか。映画か、TVドラマか、TVアニメか、はたまた・・・。
TVドラマ、TVアニメの場合、1話あたりの尺は映画ほどではないにしろ、シリーズによって話数が異なる。
しかも、面白くて人気が出れば出ると続編が作られる。
場合によっては完結するまでに何年も何年もかかるTVシリーズも珍しくない。
その結果、評判が良くて、面白くてワクワクして、続きが観たいモノほど先が果てしない。
そんな永遠のジレンマを、時には覚悟し、時には受け入れて、時には時間を忘れて観る。
観る方もそれなりだが、出演し続けるのも大変。それが海外TVのドラマの醍醐味かも知れない。
例えば私が好きな海外TVドラマ『SUPERNATURAL』。
(※参考:『SUPERNATURAL』)
これはこれでまた別途色々書きたいと思うし、実はまだ個人的に完結できてないが、全15シーズン続く。全327話らしい。
1話45分として、45分×327話=14,715分、、、245時間。約10日と5時間。
寝ずに観てもこれ。壮大、壮大過ぎる。
15シーズンも続くと、出演者もライフワークとなるだろうし、ストーリーとしての発展以外にも“物理的な成長”も感じれちゃう。
常日頃から「1日は24時間では足りない」と思っているので、どうにか海外TVドラマをもっと観れるように生活を工夫したい。
もしくは、誰か、「1時間の睡眠で10時間分の睡眠効果を発揮する枕」を開発して欲しい。
そんな海外TVドラマの中で、個人的に“伝説”と思えるシリーズがある。
『トゥルー・コーリング』。これ、めちゃくちゃ面白い。
○概要
公式サイトはこちら『トゥルー・コーリング』。
主人公の大学生、トゥルーが母の死の影響により、“とある能力”に目覚めてしまう。
その能力・・・・“生前に何らかの未練がある死者が話しかけて来て、その瞬間に1日がフラッシュバックしてその日をやり直せる”能力。
もうこの時点で、俄然、テンションが上がるコンテンツ。
そして、このトゥルー、めちゃくちゃ可愛い。
※画像が載せられないのだが、是非、検索してみて欲しい。
エリザ・ドゥシュク。『ドールハウス』でも活躍してた女性。
話も面白いんだけど、もう彼女を観たくて観てるような感じになってくるほど魅力的。
(※参考:『ドールハウス』)
死者からは基本的には毎回一言、“Help,me!”しか言われない。
だから、何の事なのか、何をしたら良いのか、何がゴールなのか毎回わからず、そこから1日リスタート。
彼女は検視官になりたいこともあり、この能力のこともあり、研修医として“死体安置所”で働く。
・・・“死体”が運ばれてくるところで“死者の言葉”を聞く、まさに天職となる。
毎回毎回、突然“それ”が発生し、1日が逆再生し、朝ベッドで目覚めて・・・その直前の記憶から。
“さっきまで未来で死体”だった人物の素性を調べたり、トラブルを嗅ぎつけたり、とにかく奔走する。
自分の1日を変えて、いや、犠牲にしてでも、彼らの言葉を受け取って悪戦苦闘で善処する。
彼女の人生、能力との葛藤もありながらこれらと向き合う彼女のひたむきな姿がめちゃくちゃ面白いTVシリーズ。
彼女の行動を補佐する安置所の所長(ザック・ガリフィナーキス)、トゥルーのデキの悪くてトラブルメイカーだけど親愛なる弟(ショーン・リーヴス)との掛け合いも素敵。
予告編はここで観れます。
○まさかの結末
めちゃくちゃ面白いのに、シーズン2の6話でまさかの打ち切り。
こんなに長々と思いの丈をコラムとして書いているのに、結局26話しかない。
シーズン2で、彼女の能力や行動を知る人物が現れて「人の人生の結末を変えるんじゃない」と
邪魔してくる人物も出てきて盛り上がってくるのに、、、打ち切り。
当時、製作していた20世紀FOXスタジオ。
裏番組との視聴率争いに負け、本作の視聴率低下を嘆き、打ち切りを決断。
その後、打開策ととして次作『ポイントプレザントの悪夢』にシフトチェンジということに・・・・。
(その『ポイントプレザントの悪夢』もダメになっていくらしいけど・・・)
(参考:『ポイントプレザントの悪夢』)
ある種の政治的経営判断を理由に、ほぼほぼ強引な“ぶつ切り”状態で終わってしまう
“伝説の海外TVドラマ”、『トゥルー・コーリング』。
それでも、そんな形でも最後の最後まで面白いから(結局全26話だし)、是非、その瞬間まで観て欲しい。
ちなみに、どこかで聞いた話だと、出演者はこの最終話、
シーズン2の第6話の撮影当日に現場で“打ち切り”を宣告されたらしい・・・切ない。
そして、観てみればわかるが、この最終話だけは、話も登場人物の表情も、色んな意味で急転直下。
本当に、本当に残念でならないTVシリーズ『トゥルー・コーリング』。
でも、どういうわけか、忘れたころにまた観たくなる“伝説”のTVシリーズ。
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