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【ホラー映画特集】 エンタメとして面白い “厳選“傑作ホラー
▼はじめに
『きさらぎ駅 』の続編『きさらぎ駅 Re:』が今年の夏に公開される、らしい。
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“2ちゃんねる”で一時期話題になった都市伝説を映画化した前作。
前作のスマッシュヒットと、続編は前作から引き続き本田望結が出演するとのことで、
前作の口コミからの尻上がりの認知拡大から飛躍をしそう。個人的にもちょっと楽しみにしている作品。
そんなこんなで今回は思い付きの“ホラー映画”特集。
“ホラー映画”は、“怖い”、“ビックリする”、“気持ち悪い”、“気味が悪い”、と、
あまりいいイメージがなく、苦手な方もたくさんいらっしゃるのでは・・・・。
私もどちらかというと、顔を手で覆って指の隙間から観たり、
“何か”ありそうなシーンは周りにバレないように肘をついているように見せかけて耳を塞いだり。
試行錯誤、悪戦苦闘しながら観ている。
「そんなことしてまでなんで観るのか!?」という話だが、これまた不思議。何か興味が沸いてしまう。
遊園地のいわゆる“お化け屋敷”とかも、存在理由がわからないレベルで苦手だけど、
なんでか“ホラー映画”は観たいものは観たい。
ということで今回の“ホラー映画”特集は、そんな私が、そんな悪戦苦闘の果てに勝ち獲ったと言っていい、
“エンタメとして面白かった”と思えたホラー映画をご紹介。
とは言え、“怖くない”わけではないので、そこは覚悟はしてもらいつつ、
“ただただビックリするだけ”“変なヤツが出てきて残虐な殺戮を繰り返すだけ”の映画ではなく、
話としても先々が気になり、ワクワクさえしてしまった映画を5作品、厳選してご紹介しますので、
私のように「苦手だけど、ちょっと観てみたい気持ちはある」みたいな方のキッカケになれば幸いです。
▼作品紹介
1.『きさらぎ駅』(2022)
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冒頭でご紹介した『きさらぎ駅 Re:』の前作、1作目。
“2ちゃんねる”で話題になった“とあるルール”で電車を乗り継ぐと行き着いてしまう、とされる謎の駅。
この駅に行き、消息を絶ってしまった人たちの、“あっちで何が起きてるか”を描く作品。
この不思議な世界観。
制作規模感は決して大きくはないが、これが逆にリアル、というか、心細さや、気味の悪さを強調してくる。
駅に行き着く前にトンネルを潜って、気付くと『きさらぎ駅』なる見知らぬ素朴な風景が広がるところに降りて・・・・。
素朴な風景の中で次々に謎の奇怪な現象や人物と遭遇し、何が何だかわからず、ただひたすらに戻ろうとするご一行。
最終的に帰ってこられるのか、そもそもここは何なのか、ここにいる人たちは何なのか・・・・。
怖いというより“気になる”が勝ってしまう低予算ながら興味深いホラー作品。
2.『サユリ』(2024)
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この後に紹介する『コワすぎ!』シリーズ、劇場版の白石晃士監督作品。
“とある家”に越してきて、念願の“マイホーム”に歓喜する普通の家族。
だが、この家の過去に関係する『サユリ』なる女の霊に苦しめられていくが・・・。
この作品、前半と後半でガラッと変わる。
前半は怖い。普通に怖い。いわゆる“Jホラー”を存分に繰り出してくる。でも、それを耐えるべし。
耐えた先の後半。この後半のために、あえて前半は存分に怖がらせてきたのか、とわかるこの後半。
後半はむしろ“アガる”。“ホラー映画”でここまでワクワクしちゃっていいのか、というぐらい面白い。
ポイントはこの一家にいる、痴呆が進んでしまっているおばあちゃん。
もう、それ以外は何も言うまい。強いて言うなら「“元気ハツラツ、◯ま◯◯、◯ん◯ん!”」。
3.『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』(2023)
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上記で紹介した『サユリ』の前の白石晃士監督の作品。
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』はシリーズ化されていて、この劇場版の前に何作かビデオスルー作品で出ている。
できれば、それも観て欲しい。本当に“面白い”。
“とある取材チーム”がそこに寄せられる怪奇現象の投稿や取材を経て、
“マジで”それ、つまり特ダネを掴みに行く、というフェイクドキュメンタリー構成のシリーズ。
この劇場版はその集大成、みたいな作品。
とにかく、この取材チーム、特にディレクターが猪突猛進。
“口裂け女”“河童”“トイレの花子さん”など歴戦の怪談キャラクターとも対峙してきて、
何なら下手な霊媒師よりも強くなったり、“武器”を手にしたりする。
シリーズ通してみると、もはやRPGゲーム並みに世界観が広がっている。
そして、何よりも“おわかりいただけただろうか”というより、本当に“そっち”に足を踏み入れている。
その妙なリアルさにどんどん飲み込まれていくのが快感になっていく。
個人的にも大好きなシリーズ、そして劇場版。
4.『破墓/パミョ』(2022)
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韓国のスリラー/ホラー作品。
いわゆる<祈祷師>、<風水師>が絡んでくるようなオカルトホラーだが、“日本”が絡んでくることもあり、
話にどんどん引き込まれていく。謎が謎を呼び、何かを見つけて解決の糸口が出てきそうになるともっと大きな“何か”が出てくる。
そして、最後は、、、、マジか。という作品。
韓国の名優、チェ・ミンシクとユ・ヘジンが出ている。
個人的にも大好きな役者。骨太な韓国映画として、この2枚看板を観るために観ても良し。
最初はお墓を建てたり、供養するためにその地に赴いて風水的な見地から色々とアドバイスをしているのだが、
色んな意味で“絶対にこれはあり得ない”という墓の調査をすることになってしまう・・・。
そして、思っていたよりも大事に至っていく。スゴい背景が顔を覗かせてくる。
これ、どうなっていくのか、そして、この最後のアレ・・・どう対処するのか、目が離せなくなること間違いなし。
5.『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』(2022)
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本作は、今、勢いに乗りに載っている制作スタジオ、A24が手掛けたホラー映画。
A24ホラー史上で最高の興行収入を樹立した作品。
SNSで話題の“#90秒憑依チャレンジ”なるゲームが流行り、それに“肝試し”的にチャレンジしてワイワイする若者たち。
だが、そのチャレンジの最中、母を亡くした主人公のミアの目の前で仲間に“その母親が憑依”してしまう・・・。
若者らしい、怖いモノ知らずのイケイケ感と、“マジで”起きてしまう憑依現象。
そして、まさかの亡くなった近親者が憑依してきて、自体は思わぬ方向に・・・。
「90秒を過ぎると・・・」
色んな設定や背景がとても秀逸に練り込まれていて、シンプルに話が面白い。
▼まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本の作品から、韓国、オーストラリアなど海外作品まで。
“ホラー映画”は確かに怖いから“ホラー映画”だけれども、怖いだけではない。
ビビるだけではなく、時には面白く、ワクワクし、それに驚嘆する。
エンタメホラーであれば、少し“怖さ”へのハードルは下がるかも知れません。
エンタメホラーを一度観たら、意外と世界が開けるかも知れません。
でも“あっちの世界”は開いてはいけませんよ・・・。
是非、ご興味あれば、一度観てみてください。きっと、面白いから。
※参考※
●前回はドキュメンタリー映画も紹介しました。
【映画オススメ】~心を打つ~ドキュメンタリー映画5選 - matchypotterと映画の秘宝
●<スリラー>と<ホラー>の違いも考えてみました。
【映画オススメ】<スリラー>と<ホラー>の違いって?~観比べてみよう~ - matchypotterと映画の秘宝
●サメの映画も特集してみたりしています。
【再突撃!】東京国際サメ映画祭<本祭> - matchypotterと映画の秘宝
●戦争映画も時系列に並べてみたりしています。
【映画オススメ】「戦争の映画」を時系列で並べてみた件 ~Vol.1~ - matchypotterと映画の秘宝
<完>