目次
頂上決戦 どっちが強い!? “最強”vs“最強”映画 ~後編~
さぁ、前編の2作品から続けて、はたまた「“最強”VS“最強”の頂上決戦」、第2ラウンド!
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)
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○バットマン
ブルース・ウェイン。
ゴッサム・シティで「ウェイン・エンタープライズ」なる大企業を営む御曹司。
子供の頃に両親と余暇を楽しんでる最中に両親が殺される。
そのことがトラウマになり、且つ、バイタイリティとなり、ゴッサム・シティを陰で犯罪から守るヒーロー「バットマン」に。
彼の特徴は「バットマン」であっても、中身は“普通の金持ちの人間”である、ということ。
彼自体に特殊な能力やパワーはない。
常にその「ウェイン・エンタープライズ」の財力にモノを言わし、
何なら自身の資金力を駆使しながら己の武装、武力の改良に努める。
そのため体に仕込んでる武器は数知れず、バットモービル他、車、バイク、グライダーなど
ガジェット系は彼の右に出る者はいない。
途中までほぼほぼ仲間はおらず、唯一事情を知っているのは執事のアルフレッドだけ。
空に彼のトレードマーク、“コウモリ”のマークのサーチライトが上がる時、
彼は人知れず悪を滅ぼすが、彼がいるが故に出てくる悪もいる、というジレンマも抱える。
“普通の金持ちの人間”があるが故、また、等身大の人としてのトラウマや葛藤もあり、
彼自身の性格や気分にも浮き沈みがあるのが特徴。
過去「バットマン」を演じた俳優がなかなかすごい。
マイケル・キートン、ヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベイル、ベン・アフレック、ロバート・パティンソン。
歴代の役者たち、やっぱりマスクからむき出しの“アゴ”が屈強なレジェンド俳優たちが魅力でもあるDC屈指のダークヒーロー。
○スーパーマン
もはや説明不要。アメコミの元祖のような存在。
かつての「世界を引っ張るいつでも先頭を歩む無敵のアメリカ」をそのまま人物像にしたような存在。
地球人としての名前はクラーク・ケント。故郷のクリプトン星での名前はカル=エル。
故郷のクリプトン星との重力その他の力学や環境の差が、彼を地球では無敵の存在にする。
身体能力やらなにやら比べるモノがないほど唯一無二の絶対的な無敵な存在。
正直、人類としてカウントするならば「できないことはない」「物理的にやりたいと思ったことは全部できる」と言って良い。
唯一の弱点は“クリプロナイト”なる故郷の星由来の彼のパワーを無効化するとする鉱物。
彼に襲い掛かる数々の脅威はその鉱物がない限りはほぼほぼケチョンケチョンにされる。
もう正面から立ち向かっても敵側の勝ち目がないことが戦う前から明白に判明しているほど強い。
<まとめ>
この頂上決戦は、いわゆる『ジャスティス・リーグ』の事のキッカケ的な作品として描かれていて、
このユニバースでは初顔合わせも兼ねる。
そしてその頂上決戦のキッカケは色んな食い違いからバットマンがスーパーマンの怒りを買うところから始まる。
そしてそのバットマンですら、こんな超人的な絶対的無敵な唯一無二のスーパーマンの怒りを
受け止められるワケもなく、やはり“クリプトナイト”、、、となったりする。
この作品はこのDCコミックの2大スーパーヒーローだけではなく、別の力や、“彼女”も出てくる。
しかしながら、やはり、どこまで行っても「圧倒的過ぎて、出オチに近いスーパーマンをどうするか?」問題に立ち向かう作品。
『貞子vs伽椰子』(2016)
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○貞子
いつしか日本を代表する“怨念”に。
昭和の頃から都市伝説化していた“呪いのビデオ”を起源とする女の霊。
原作『リング』では、念写する力を持つ山村静子の娘で、さらに強力な力を持つとされる存在「貞子」として登場。
彼女はその忌々しい力の強さが強すぎるがあまり井戸に落とされ殺されるが・・・。
それ以来、彼女の“怨念”が念写された“呪いビデオ”を介し、
井戸の底から次々に人に手をかけていくとんでもなく厄介な存在に。
最近の『貞子』シリーズでは、その「貞子」本人のキャラクターが独り歩きし、
ビデオなるソフトから飛び出してクラウド化したり、“貞子の怨念”がウィルス化するなど、
時代と共に“怨念”の姿、形、特性を変え、ある意味時代時代にフィットして人に襲い掛かる“呪い”それ自体になっていく。
○伽椰子
当初は劇場公開せずにビデオスルー作品だった『呪怨』という作品に出てくる“とある家”に呪縛する女性の霊。
この『呪怨』に出てくる「伽椰子」が怖すぎて、後に同名タイトルで劇場公開バージョンが作られて全国公開される。
そういう意味である意味その強さが認められて飛躍してきた“呪縛霊”代表。
こちらも「伽椰子」本人のキャラクターが飛躍し、数々のシリーズを生み出す。
が、彼女の原理原則の特性は“とある家”にいる、こと。
なので、基本的にはそこから大きく飛び出すことはないが、逆にその存在感の強さの余り、
周りの人間側がその“とある家”に集まってきてしまう。どれだけ集客できるのか、まさに“呪縛”。
<まとめ>
まさかのこの「“呪いのビデオ”VS“とある家”」の“呪いの権化”同士の頂上決戦が観れるのが本作。
意外と対峙するまでの話の筋書きが面白く、この対峙までの糸を引く霊能力の安藤政信が
なかなか良いキャラクターでエンタメとしても楽しめる作品。
キッカケは“呪いのビデオ”を観てしまい、そこからその“余命宣告”からどうやって抜け出すか、というアイデア。
何よりこれが秀逸過ぎる。
まさか「その“呪いのビデオ”の力を“とある家”で発動させて、同士討ちさせれば良い」ということで、
“呪いのビデオ”を“とある家”で再生することを敢行すると・・・。
全く別の作品、ベクトル、特性で席巻している巨大な“負の怨念”同士の戦い、
思いのほかかなりのガチンコファイトで見ごたえは抜群。
matchypotterのFilmarksの映画レビューはこちら↓
『貞子vs伽椰子』
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