目次
- 1 『ワイルド・スピード』 ゴリゴリサブタイトルブースト
- 1.1 Ⅰ 『ワイルド・スピード』(2001)
- 1.2 Ⅱ 『ワイルド・スピード X2』(2003)
- 1.3 Ⅲ 『ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT』(2006)
- 1.4 Ⅳ 『ワイルド・スピード MAX』(2009)
- 1.5 Ⅴ 『ワイルド・スピード MEGAMAX』(2011)
- 1.6 Ⅵ 『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)
- 1.7 Ⅶ 『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)
- 1.8 Ⅷ 『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)
- 1.9 外 『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)
- 1.10 Ⅸ 『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021)
- 1.11 Ⅹ 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)
- 1.12 【まとめ】
- 1.13 matchypotterのFilmarksのレビューはこちら↓
『ワイルド・スピード』 ゴリゴリサブタイトルブースト
昨年5/19(金)に公開されたシリーズ最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』。
ついに大台のシリーズ10作目(『スーパーコンボ』込みで実質11作目。後述)。
話によると次の11作目(実質12作目)で完結?とかなんとか・・・?
ここに至るまでにシリーズに欠かせなかったポール・ウォーカーの事故による急逝があったり、シリーズ途中から参戦したドウェイン・ジョンソンとヴィン・ディーゼルとの不仲説があったり・・・。
順風満帆ではなく、常に前途多難な中で確実に発展を遂げてきたシリーズ。
シリーズの回を追うごとに作品規模感も上がり、興行収入もここまで右肩上がり傾向なシリーズもそうない。
シリーズ途中からレーシングアクションサスペンスや車・酒・ドラッグ・女などのシンプルなアクションから、別のベクトルに大きく舵を切ったことが大きいと思う。
時に、この『ワイルド・スピード』シリーズのサブタイトル。これがそれを物語るかのような証拠になっている気がする。
初作からの主題の原題は“The Fast and the Furious”で、そもそも『ワイルド・スピード』でもなんでもない。
この“洋画に邦題を命名する時のセンス”問題は他でも色々あるが、この『ワイスピ』に限って言えば大成功な気がする。
超ベタベタな単語の嵐ではあるが、聞くだけで血が滾るような。邦題を聞くだけで何かとんでもないことが起きることが確信できるような。
邦題を並べてみるだけで“ワイスピ”ファミリーが、どこでも、誰とでも、ぶっ飛ばしてることが明らか。
今回は特にあらすじなどは詳細書かず、22年間の歴史をとにかくサブタイトルを眺めてシリーズの飛躍、拡大を感じてみよう。
公式サイトはこちらから。
Ⅰ 『ワイルド・スピード』(2001)
これが長い歴史の栄えある1作目。すべの始まり。
とにかく潜入捜査官としてのポール・ウォーカーがカッコ良すぎる。。。
Ⅱ 『ワイルド・スピード X2』(2003)
2作目。シンプルに“2”ではなく“X2”。
この“X”をつけるあたり。意味があるのか、ないのか。
DQ層の心がウズウズしてアクセルをベタ踏みしたくなる響きが堪らない。という点で意味があると言わざるを得ない。
Ⅲ 『ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT』(2006)
3作目。なんと舞台はTOKYO、東京。
この作品には千葉真一、妻夫木聡、北川景子、柴田理恵など多数の日本人キャストも出ていて、日本人としてもテンション爆アガり。
このシリーズに日本が関与していることが何より嬉しい。そして、この日本での話が後々布石になったりする、、、ハン。
Ⅳ 『ワイルド・スピード MAX』(2009)
4作目。ここがある意味、転機。ナンバリングの続編から“MAX”に。
“MAX”、、、、文字通り“最高”という意味なのに、ここからここまで作品数以上の飛躍になっていく。
ある意味、そこに行き着けたのはこれが“MAX”になったからだと個人的には確信している。
Ⅴ 『ワイルド・スピード MEGAMAX』(2011)
5作目。“MAX”にさらに続きと上があったのか!?と。
それが“MEGA”。日本でも“大盛り”の次に“特盛り”があり、その上に“メガ(MEGA)盛り”があったりする。
“MAX(最高)”のさらに上、“MEGA”。もう内容はここに書かずとも、お察しの通り。まさに、アゲアゲ最高過ぎる。
Ⅵ 『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)
6作目。“MAX”、“MEGA MAX”と来て、次は“ナニMAX”かと思ってMAXのインフレを期待していたらここでさらに飛躍のサブタイトルブースト。
もはや“MAX”なのは当然と言わんばかりに、“MISSION”にシフトチェンジ。
“EURO”、つまりもうアメリカや日本のイチ都市でカーチェイスをやってるシリーズではないことをココに宣言したも同然。
アクションやスタントシーンはさることながら、いよいよ話の内容もワールドワイドクラスに突入。
Ⅶ 『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)
7作目。サブタイトル、予想外の展開、地上を走るのが車。
どんなハイテクなスポーツカーであってもそれは不変の真理かと思っていた。
今回も“別の地域 MISSION”みたいなサブタイトルかと思いきや、“SKY”・・・・空!!
車のアクション映画、ついに、地上という定説を覆す。スゴ過ぎる飛躍。もはや飛躍、というか、“進化”。
それと本作、“彼”に泣かされる。こんなゴリゴリのカースタントアクション映画でこんなに泣ける映画はない。
Ⅷ 『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)
8作目。ついに“MISSION”のその先へ、、、、“BREAK”。ここまでの成り上がりをぶち壊すかの如く、さらなる発展を遂げる。
“ICE BREAK”、アイスブレイク、と聞くと、ちょっと閑話休題、、、みたいなホッと一息入れたくなる響きだが、とんでもない。
こいつら、多種多様な車とテクニックで、氷上で潜水艦を相手にし始める。もうどこかの国の特殊部隊ぐらいには平気で転職できる。
なんで、地元で麻薬密売組織を拿捕すべく潜入カーレースをやってた連中がそんな展開になるのか、、、観てない人は必見。
外 『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)
実質9作目。だが、本筋とちょっと別枠のスピンオフ。
この辺からヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンの確執が話題になったり、ならなかったり。
“スーパーコンボ”って。もう笑うレベルのパワーワードのサブタイトル。“スーパー”と“コンボ”の合わせ技。
ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムの“コンボ”って、、、そりゃ“スーパー”だ、と。
しかも相手が何やらテクノロジーでスーパーパワーっぽいパワードスーツを着ちゃってりしてスゴい展開だが、彼らは“生身”で立ち向かう。パワードスーツに対して“生身”でちょうどいい彼らの活躍は必見。
Ⅸ 『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021)
記念すべき実質10作目。“ICE BREAK”と来て、“ジェットブレイク”。
“ジェットブレイク”なんていう単語をサブタイトルに使う映画は、カーアクション映画ではなくて、戦闘機とかのスカイアクションの映画の方が正しい使い方なのではないか。
もう、サブタイトル、どうかしてる。
ただ個人的にミシェル・ロドリゲスが好きなので、彼女が大活躍の本作、大好き。
Ⅹ 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)
実質11作目。ここで連続“ブレイク”から“ブースト”に。
“MAX”を“MISSION”して、“ブレイク”を“ブースト”してきた本作。ちょっともう何言ってるかわからない飛躍。
そもそも“ブースト”という言葉は「押し上げる」など“何らかさらに加速させる”ような意味。
11作目にして“さらに加速させる”サブタイトル、、、、もうシビれる。
その証拠に、この使わせてもらっている場面写真。
ヴィン・ディーゼル、車のドアをシールド代わりにしてて、もうカーチェイスやカーアクションというより、ダークヒーローのような佇まい。
ヴィン・ディーゼル、多少の銃弾を浴びても死なない別の星から来た設定になってきているかもしれない。
【まとめ】
『1』から『X2,X3~』と来て『MAX』へと昇華し、『~MISSION』でさらに飛躍。そこから『BREAK』して、さらに『ブースト』。
“最高”という意味の“MAX”からさらに先の方が長いというだけで、もうスゴ過ぎて仮に「最初の頃から何倍ぐらいすごいかマッピングしてください」と言われたとしても到底できないレベルでサブタイトルが絶好調な『ワイスピ』シリーズ。
スカイアクションにおいて『トップガン』を超える作品が出てこないかも知れないとしたら、本作シリーズを超えるカーアクションは出てこないかも知れない。
次の作品で完結っぽい噂を聞くが、、、、真実はいかに。
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